組み込み開発のためのPython · レッスン 193 / 220
変数と基本データ型
整数、浮動小数点数、文字列、真偽値を使い、値の意味を分けて表します。
センサー値、設定値、状態フラグを同じ「数値」として扱うと、単位や意味を取り違えます。Pythonの基本型を使い、値が何を表すか分かる名前を付けるところから始めます。
型は値の扱い方を決める
`int`はカウントやビット列のような整数、`float`は近似値を含む実数、`str`はテキスト、`bool`は真偽を表します。通信データを数値へ変換するときは、受信した文字列が有効か検証してから変換し、桁あふれや許容範囲を別に確認します。
単位と範囲を名前や検証に含める
値だけではミリ秒か秒か判断できません。`timeout_ms`のように単位を含む名前を使い、想定範囲をコードで検査します。Pythonの型注釈は意図を伝えますが、実行時の入力値を自動で検証するものではないため、境界チェックは明示的に行います。
コード例
手元のPython環境に貼り付ける前に、使用しているPythonの版と対象ライブラリの対応を確認してください。
temperature_c: float = 24.5
sample_count: int = 10
is_connected: bool = False
unit = "°C"
if not 0 <= sample_count <= 1000:
raise ValueError("sample_count の範囲が不正です")
print(f"温度: {temperature_c} {unit}")手を動かす課題
測定値・単位・サンプル数を変数で表し、許容範囲から外れた入力を拒否する条件を追加してください。