組み込み開発のためのPython · レッスン 218 / 220

venvで環境を分け依存関係を固定する

プロジェクト専用の仮想環境を作り、必要なパッケージと版を記録します。

PCに複数のPythonプロジェクトがあると、パッケージの版が衝突することがあります。仮想環境を使って依存関係を分離し、再現できるセットアップ手順を用意します。

プロジェクト専用の環境を作る

`venv`は標準ライブラリでプロジェクト専用の環境を作ります。仮想環境は通常リポジトリへ含めず、作成方法と依存一覧を管理します。実行時にどのインタープリターを使っているかを確認し、システム全体のパッケージを不用意に変更しないようにします。

開発PCと対象機器の依存を区別する

開発PC用のテストツールと、機器上で必要なライブラリは別管理にすると、配布容量や互換性を把握しやすくなります。バージョン固定は再現性を助けますが、脆弱性修正の更新手順も必要です。導入元、ライセンス、Python版、CPUアーキテクチャを確認します。

コード例

手元のPython環境に貼り付ける前に、使用しているPythonの版と対象ライブラリの対応を確認してください。

# 開発PC上のプロジェクトルートで実行
# python -m venv .venv
# Windows: .venv\\Scripts\\python -m pip install pyserial
# macOS/Linux: .venv/bin/python -m pip install pyserial
# python -m pip freeze > requirements.txt
import sys
print("このスクリプトのPython:", sys.executable)

手を動かす課題

仮想環境を作成し、依存を追加した状態と追加していない状態で、使用インタープリターとインストール済みパッケージを比較してください。

参考資料

「8. 非同期処理・依存関係・運用」の章一覧へ