車載・CAN通信 / CALCULATOR

CANビットレート計算ツール

CAN通信のビットレートとサンプルポイントを計算。クロック、プリスケーラー、TSEG1・TSEG2・SJWと候補探索の範囲を指定できます。

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候補検索では指定した範囲内を探索します。最小・最大値は、使用するCANコントローラーのデータシートにある設定可能範囲に合わせてください。

CANビットレート計算ツールの使い方

  1. コントローラーのクロックを確認する

    データシートやクロック設定からCANコントローラーへ供給されるクロックをMHzで入力します。CPUクロックと同じとは限りません。

  2. ビットタイミングの値を入力する

    プリスケーラー、TSEG1、TSEG2、SJWを対象コントローラーが許す範囲で指定します。SJWはTSEG2以下にします。

  3. 目標ビットレートとサンプルポイントを指定する

    通信相手やネットワーク仕様で定められた目標値を入力し、「計算する」を押します。

  4. 候補と実機制約を照合する

    計算ビットレート、サンプルポイント、候補一覧を比較します。候補は一般式の試算であり、デバイス固有制約は必ず資料で確認します。

計算式と入力例

ビットレート = クロック ÷ [プリスケーラー × (1 + TSEG1 + TSEG2)]。サンプルポイント = (1 + TSEG1) ÷ (1 + TSEG1 + TSEG2) × 100%。目標値と指定した探索上限から候補も検索できます。

計算例

16 MHz、プリスケーラー1、TSEG1 13、TSEG2 2の場合、1 Mbit/s、サンプルポイント87.5%です。

よくある質問

入力方法や結果の見方、利用時の注意点をまとめました。

候補検索の範囲はどのように設定しますか?

デバイスのデータシートにあるプリスケーラー、TSEG1、TSEG2の最小値と最大値を入力します。SJWも指定し、候補のTSEG2はSJW以上に限定します。これ以外のデバイス固有制約は判定しません。

この計算結果はすべてのCANコントローラーで使えますか?

いいえ。式による一般的な試算です。コントローラーごとにクロック源、分周値、TSEG/SJWの設定範囲、制約が異なります。必ず対象デバイスのデータシートとリファレンスマニュアルで適合を確認してください。

SJWを入力する目的は何ですか?

再同期時の位相補正幅の設定値を受け取り、TSEG2以下という基本条件を検査します。その他の最大値やコントローラー固有条件までは判定しません。

CANのビットレートはどの式で計算しますか?

このツールではクロックを、プリスケーラーと1 + TSEG1 + TSEG2の積で割ります。実デバイスの設定形式が異なる場合は、そのコントローラーの資料を優先してください。

クロック欄にはCPUクロックを入力しますか?

CANタイミング回路へ実際に供給されるクロックを入力します。CPUクロックと一致するとは限らないため、クロックツリー設定を確認してください。

サンプルポイントは何を表しますか?

ビット時間内で受信値をサンプリングする位置を割合で示します。ネットワークやコントローラーの要求値と照合してください。

TSEG1とTSEG2は何を入力しますか?

ビット時間を構成する時間量(Time Quantum)の設定値です。利用可能な範囲や符号化方法はコントローラーごとに確認が必要です。

候補探索で必要な最小値と最大値はどこで調べますか?

対象CANコントローラーのデータシートまたはリファレンスマニュアルで、プリスケーラーと各セグメントの許容範囲を確認します。

候補が見つからない場合はどうしますか?

クロックと目標値の単位、TSEG2の上限がSJW以上か、最小値が最大値以下かを確認します。探索範囲の組み合わせは100,000以下にしてください。

探索上限が広すぎると表示されるのはなぜですか?

計算負荷を抑えるため、探索対象の組み合わせ数に上限があります。データシートを参照し、実際に使える範囲へ絞って再計算してください。

候補はどの順番で表示されますか?

目標ビットレートとの誤差と目標サンプルポイントとの差を使った内部スコアが小さい順に最大5件を表示します。製品固有条件での最適性は保証しません。

CAN FDのデータフェーズも計算しますか?

このツールは単一の一般的なビットタイミング式を試算します。CAN FDの公称フェーズ・データフェーズやコントローラー固有設定を網羅するものではありません。

実機で通信できない場合はどこを調べますか?

クロック源、実際の設定値、通信相手のビットレート、終端、配線、サンプルポイントを順に確認し、エラーカウンターや波形も調べてください。

計算結果をそのまま製品設定に使えますか?

計算結果は入力した前提に基づく参考値です。対象デバイスの仕様、許容誤差、タイミング制約を確認してから利用してください。